Uber Eats(ウーバーイーツ)で確定申告はいくらからしなきゃいけないのか。
結論から言うと、以下の通り。
Uber Eatsで確定申告はいくらから?
- ウーバーイーツで副業してる人:所得20万円~
- ウーバーイーツ専業の人:所得48万円~
- 学生の人:所得48万円~
1月1日~12月31日にまでにUber Eats(ウーバーイーツ)で稼いだ金額が↑を超えると確定申告が必要。
上場企業で税金担当してる筆者が、所得の考え方から節税しながらもっと稼ぐ方法まで解説。
図を使ってめっちゃわかりやすく説明するので、配達員してる方は1度読んでみて損はないはずです。
Uber Eatsで確定申告はいくらから必須?
始めに述べた通り、1月1日~12月31日までに以下の金額より多く稼ぐと確定申告が必要。
Uber Eatsで確定申告はいくらから?
- ウーバーイーツで副業してる人:所得20万円~
- ウーバーイーツ専業の人:所得48万円~
- 学生の場合:所得48万円~
確定申告は前年の1月1日~12月31日に稼いだ分を、2月16日~3月15日までに申告することになってます。
この金額↑はUber Eats(ウーバーイーツ)からもらったお金じゃなくて、経費を差し引いた「所得」って考え方なので注意。
【所得とは】
上の図のように、Uber Eats(ウーバーイーツ)で使う自転車代やモバイルバッテリー代などなど、かかったお金を引いた金額(=所得)が20万円・48万円を超えるか、で判断します。
ちなみ、確定申告しないと税金をもっとたくさん払わなきゃいけなくなって、結局損します。
確定申告しないとどうなるか、詳しくは以下の記事。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で確定申告しないとどうなる?罰則は?
ウーバーイーツが副業の場合は20万円~確定申告

本業は会社員、副業でUber Eats(ウーバーイーツ)をしてる人の場合。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼いだ所得が20万円を超えると確定申告が必要。
会社にバレたくない人ほど、確定申告はちゃんとやった方が良いですよ。
副業で20万円以上稼いで確定申告しないのは違法。
なので、税務署が本業の会社に連絡して給料を差し押さえるってこともできるんです。
確定申告しても、住民税の申告の仕方だけ気を付けてれば会社にバレることはほぼないです。
確定申告するときに、住民税を自分で納める「普通徴収」に〇しとけばOK。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の副業バレるのが怖いって方は以下の記事で、バレないやり方を画像付きで詳しく紹介してます。
Uber Eatsの副業は会社にバレる?【簡単にできる対策】
ウーバーイーツ専業の場合は48万円~確定申告
Uber Eats(ウーバーイーツ)の稼ぎで生計を立ててる人は、ほぼ確定申告必須です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で年間48万円以上の所得があれば確定申告が必須。
この「48万円」って金額はちゃんと言うと「基礎控除」の金額。
2020年の税制改正で38万円→48万円になりました。
古い情報のままのサイトも多いので注意。
Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業で仕事にしてる方は後で述べる「青色申告」にも挑戦するとかなり節税できます。
手続きがちょい面倒ですが節税した分手取りが増えるので、時給に換算すると悪くないですよ~
学生の場合は48万円~確定申告だけど扶養から外れるので注意
学生も、Uber Eats(ウーバーイーツ)を専業にしてる人と同じく年間所得48万円を超えると確定申告が必要です。
38万円って書いてあるサイトが多くて混乱するかもですが、古い情報。
2020年の税制改正で48万円になりました。
ただし。
確定申告以上に、学生は親の「扶養」に入ったままでいられるかどうかの方が気になる人も多いはず。
Uber Eatsで年間所得48万円を超えると確定申告が必要になるだけじゃなくて、扶養からも外れます。
って学生の方には2つ提案。
- Uber Eatsとアルバイトを掛け持ちする
- 青色申告にする
Uber Eats(ウーバーイーツ)は「個人事業主」として働いてるので「事業収入」ですが、飲食店のアルバイトなどは「給与収入」。
別物なんです。
だから、学生が扶養から外れないでアルバイトしつつ、Uber Eatsで稼げる金額は以下のように計算します。
(バイト代-55万円)+Uber Eatsの所得=48万円
この「55万円」の正体は「給与所得控除」って言います。
アルバイトと掛け持ちすれば、単純計算で+55万円、扶養に入ったままで稼げるようになりますね。
学生がUber Eats(ウーバーイーツ)で扶養の範囲内で稼ぐ方法は以下の記事でもっと詳しく書いてます。
ウーバーイーツで学生が扶養に入れる金額は?バイトと掛け持ちは?
さらに、青色申告にすると確定申告は必須になるけど、扶養に入ったまま追加で65万円稼げるようになります。
青色申告については次の章で。
まとめると。学生がUber Eats(ウーバーイーツ)でいくらから確定申告必要かっていうと所得48万円から、です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で節税しながら稼ぐには
Uber Eats(ウーバーイーツ)で節税しながらもっと稼ぎたいなら、青色申告って方法で確定申告すること。
Uber Eatsの配達パートナが青色申告するとこんなメリットがあります。
Uber Eatsの配達員が青色申告するメリット
- 青色申告控除65万円が使えて節税になる
- 30万円までの資産を一括費用処理できて節税になる
- 通信費なども家事案分で経費にできる
聞きなれない言葉が多いけど、簡単なので大丈夫。
まず、青色申告控除について。

上の図の通り、青色申告にすると、65万円は収入から引いてOKってなってるんです。
払う税金は「所得×税率」なので、所得を少なくできる分だけ税金がお得になるってこと。
他のメリットについては長くなるんで別の記事で解説します。
青色申告すると、とにかく払う税金を少なくできるってこと。
複式簿記で帳簿をつけなきゃいけないってめんどくささがデメリット。
でも、会計ソフトを使えばお小遣い帳レベル。使ったお金をスマホで登録できるから難しくないです。
会計ソフトは色々あるけど、初心者はfreee一択。
簿記がわからなくても使えるようにしてあるから、迷ったらとりあえずfreeeを使ってみるといいです。
30日は無料で使えるから使い心地も試してみて決めたらいいと思います。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で確定申告はいくらから?|まとめ
Uber Eatsで確定申告はいくらから?
- ウーバーイーツで副業してる人:所得20万円~
- ウーバーイーツ専業の人:所得48万円~
- 学生の人:所得48万円~
副業の人は20万円、他の人は48万円が確定申告しなきゃいけないかどうかのボーダーライン。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼いだ金額じゃなくて、経費を引いた「所得」ってところに注意。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で節税してもっと稼ぎたい!って人は、青色申告。
ちゃんと申告すれば副業でも会社にバレません。
学生も扶養からはずれず稼ぐことも可能。